ホンダ インテグラの燃費性能を徹底解説|歴代モデルの実燃費から維持費、走行コストの実態まで

ホンダ インテグラの燃費性能を徹底解説|歴代モデルの実燃費から維持費、走行コストの実態まで

2026年5月26日

ホンダのインテグラは、洗練されたクーペフォルムと、世界を席巻した高回転型VTECエンジンの走りを両立させた、日本を代表するスポーツモデルのひとつです。

インテグラは、モータースポーツの技術を注ぎ込んだ「タイプR」を頂点としながらも、日常の使い勝手や長距離走行における実用性をも兼ね備えており、単なる速さだけではない多角的な魅力を持つ一台として今なお高い人気を誇ります。

本記事では、インテグラの導入を検討されている方や、維持費を最適化したいオーナーの方に向けて、歴代モデルのカタログ燃費や実燃費、さらには維持費に直結するガソリン代のシミュレーションまで、詳細なデータに基づき解説します。

ホンダ インテグラの燃費性能と歴代モデルの諸元

ホンダ インテグラの燃費性能は、搭載されるエンジンの種類やグレードによって大きく異なります。特に、走りを追求した「タイプR」と、日常の快適性を重視した「iS」や「タイプS」では、推奨される燃料の種類や燃費効率に明確な差が見られます。ここでは、主要な歴代モデルのカタログ数値を整理します。

4代目(DC5型)インテグラ:i-VTEC搭載モデルの燃費性能

2001年から2006年まで生産された最終型であるDC5型は、2.0Lのi-VTECエンジンを搭載し、高出力と環境性能のバランスを追求したモデルです。

グレード

燃料タイプ

カタログ燃費(10・15モード)

駆動方式

タイプR

ハイオク

12.4km/L

FF / 6MT

タイプS

ハイオク

12.4km/L

FF / 5MT

iS

レギュラー

14.8km/L

FF / 5AT

iS

レギュラー

15.2km/L

FF / 5MT

3代目(DC2/DB8型)インテグラ:伝説のタイプRと標準モデルの燃費

1993年から2001年にかけて販売された3代目は、現在も高い資産価値を維持しているモデルです。

グレード

燃料タイプ

カタログ燃費(10・15モード)

駆動方式

タイプR(DC2)

ハイオク

12.0km/L

FF / 5MT

SiR-G

ハイオク

13.6km/L

FF / 5MT

Xi

レギュラー

15.4km/L

FF / 5MT


【実燃費】オーナーの走行データから見るインテグラの燃料消費

インテグラの実燃費は、カタログ数値の約7割から8割程度で推移する傾向にあります。特に高回転域を使用する機会が多いタイプRなどのスポーツグレードでは、走行環境によって変動幅が大きくなることが特徴です。

モデル・グレード

実燃費(街乗り)

実燃費(高速道路)

平均実燃費

DC5 タイプR

8.5km/L

13.0km/L

10.2km/L

DC5 iS / タイプS

10.0km/L

15.0km/L

12.5km/L

DC2 タイプR

8.0km/L

12.5km/L

9.8km/L

DA6 SiR-II

9.0km/L

14.0km/L

11.0km/L

※記載の実燃費はユーザーの声をまとめた他社サービス記載の実燃費をまとめた数値です。

年間1万キロ走行時のガソリン代シミュレーション

インテグラを年間10,000km走行させた場合の燃料費について、現在の平均的なガソリン価格を想定して算出します。

グレード

想定実燃費

指定燃料(単価目安)

年間ガソリン代

DC5 タイプR

10.2km/L

ハイオク(185円/L)

181,373円

DC5 iS

12.5km/L

レギュラー(175円/L)

140,000円

※ガソリン価格は執筆時点の全国平均的な数値を基準としています。


インテグラ 維持における今後の動向

現在、自動車を取り巻く環境は大きな転換期にあります。原油価格の不安定な推移による燃料価格の高騰に加え、カーボンニュートラルの実現に向けた化石燃料への増税議論も継続的に行われており、インテグラのような純ガソリン車の維持費は、今後も緩やかに上昇していく可能性が否定できません。

また、旧型モデルにおいては純正部品の供給終了や、原材料価格の高騰に伴う補修パーツの値上げが深刻化しています。特にインテグラ特有のエンジンパーツや樹脂部品の希少化は、単なる燃費以上に、維持管理コストの増大という形でオーナーに影響を与えるでしょう。今後は、デジタル管理による燃費ログの蓄積や、予防整備による燃費悪化の抑制が、経済的な維持を続けるための必須条件となると予想されます。


インテグラとライバル車の燃費比較

インテグラの購入を検討する際、比較対象となることの多い同年代のスポーツモデルとの燃費性能を比較します。

車種

指定燃料

カタログ燃費

平均実燃費

年間ガソリン代(1万km)

インテグラ(DC5-R)

ハイオク

12.4km/L

10.2km/L

181,373円

シビック(EK9)

ハイオク

13.6km/L

11.5km/L

160,870円

セリカ(ZZT231)

ハイオク

12.0km/L

11.2km/L

165,179円

シルビア(S15 Spec-R)

ハイオク

11.2km/L

8.5km/L

217,647円

※記載の実燃費はユーザーの声をまとめた他社サービス記載の実燃費をまとめた数値です。

※ガソリン代はハイオク185円/Lで計算。

燃費性能の観点では、排気量が小さく軽量なシビックや、空力性能に優れたセリカの方が優位に立つ場面が多く見受けられます。しかし、インテグラにはそれらの数値を補って余りある魅力が存在します。特にDC5型が採用する「i-VTEC」は、低回転域のトルクを強化しつつ、高回転域での圧倒的な加速感を実現しており、実用域での扱いやすさと官能的なエンジンフィールの両立という点では、ライバル車を凌駕する満足度をドライバーに提供します。


燃費を向上・維持させるためのメンテナンス

インテグラ、特にVTECエンジンを搭載したモデルの燃費性能を維持するためには、精密なメカニズムに適したケアが不可欠です。適切なメンテナンスを行うことで、経年による燃費の悪化を最小限に抑えることが可能です。

  • エンジンオイルの定期交換:VTEC機構はオイル圧で作動するため、粘度管理と鮮度が燃費と出力に直結します。
  • エアクリーナーの清掃・交換:吸気抵抗の増大は燃焼効率を低下させ、特に高回転多用時の燃費を著しく悪化させます。
  • 点火プラグの状態確認:適切な火花が飛ばない場合、未燃焼ガスが増え、パワーダウンと燃費悪化を招きます。
  • タイヤ空気圧の適正管理:スポーツ走行向けに空気圧を下げすぎると、転がり抵抗が増大し、街乗りでの燃費が低下します。
  • センサー類のリフレッシュ:O2センサーやエアフローセンサーの劣化は空燃比の狂いを生じさせるため、定期的な点検が推奨されます。


まとめ:ホンダ インテグラは燃費と走りを高次元で融合させた一台

ホンダ インテグラは、カタログ燃費以上の「走りに対する付加価値」を持った車両です。実燃費においては最新のハイブリッド車やダウンサイジングターボ車に及びませんが、その分、ドライバーが得られる操作感やエンジンサウンド、そして所有する喜びは他に代えがたいものがあります。

適切なメンテナンスを継続し、燃料費というコストを「走りの対価」として理解することで、インテグラは最高のパートナーであり続けるでしょう。


出典・参考データ

  • 本田技研工業株式会社 公式サイト「主要諸元・燃費情報」
  • 経済産業省 資源エネルギー庁「石油製品価格調査」
  • 一般社団法人 日本自動車工業会 統計資料

この記事を書いた人

セルカ編集部

【編集者】セルカ編集部

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